New Marina Life

三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド・セントラルコートの芝生広場で、色とりどりの布が風にそよいでいます。こちらは恒例となった「フォトブースプロジェクト」。昭和女子大学 環境デザイン学部 環境デザイン学科の学生たちが毎年、企画・運営しているイベントです。

買い物に訪れた家族やカップル、友人どうしを、オリジナルフォトブースの前で記念撮影してあげる当企画。学生たちが一眼レフカメラで写真を撮影し、その場で画像データをプレゼントします。今年のフォトブースは“布”を素材にしたもの。製造工程の不具合などにより市場に流通させられなくなってしまった布を集め、「貼る」「結ぶ」「吊す」「巻き付ける」という4つの手法でそれぞれのブースに飾り付けました。
 

本来なら廃棄されていたはずの布。このような形で有効活用されるとは、布を作った事業者の人も想像していなかったことでしょう。色々な模様の布がかかっているだけで、なぜか空間が賑やかな雰囲気に。子どもたちは大きな布の後ろに隠れたりして、大はしゃぎしています。会場ではフォトブースの他に、タッセル（カーテンを留めるもの）作りを体験できるコーナーも設けられ、こちらも子どもたちに大人気でした。

ちなみに昭和女子大学 環境デザイン学部 環境デザイン学科には「建築」「プロダクト」「ファッション」「プロデュース」という4つのコースがあるそうですが、今イベントについてはコースを横断して有志の学生を募ったそう。会場を訪れた人も、通りかかっただけの人も、そして運営する側もなんだか気分がほっこりするような、素敵なイベントでした。