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昆布で創る 横浜ゆるスポーツワークショップ

/2021年12月4日(土)に開催されたイベント

昆布で創る 横浜ゆるスポーツワークショップ

/2021年12月4日(土)に開催されたイベント

会場にほんのり漂う、磯の香り! 香りの正体は、横浜市金沢漁港で育った生の昆布でした。「昆布で創る 横浜ゆるスポーツワークショップ」と題された、このイベント。なんと昆布を使って、新たなスポーツを生み出そうという斬新な企画です。スポーツを「創る」・「試す」・「楽しむ」という3つのテーマを設定し、それぞれのテーマごとに3回に分けての開催。12月4日(土)、三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド「ベイサイドラウンジ」で開催された第2回のイベントを取材しました。

まずは主催団体の「横浜ゆるスポーツ協会」から「ゆるスポーツ」とは何か? が参加者の皆さんに説明されます。年齢やスポーツの得意不得意に関係なく、「老若男女健障」誰もがゆるっと楽しめるスポーツとのことで、着順を競うタイプ、対戦形式、トーナメント方式で点数を競うタイプなど様々な種類があるそうです。「世界ゆるスポーツ協会」という団体が競技の考案や啓蒙活動をしていて、これまで数多くの新しいスポーツが考案されてきたそうです。

さて、なぜ昆布なのか? この企画、実は当サイトが今年7月に開催した「New Marina Talk 2nd」というトークイベントで生まれたアイデアが元になりました。横浜市金沢漁港で昆布の養殖事業を手掛ける富本龍徳さんとの共働により、実現したものです。大気中のCO2を吸収するブルーカーボンとして注目されている昆布を使って、何か新しいムーブメントを起こせないだろうか? というアイデアと、「ゆるスポーツ」の掛け合わせというわけ。ちなみにイベントでは、製造工程上、どうしても廃棄せざるを得ない昆布を使っているそうです。

今回のイベントは、第1回のイベントで出たアイデアを、試しにやってみるフェーズ。一定時間内で一本の昆布に何個の結び目を作れるか競争、昆布を投げて棒に巻き付けるゲーム、2〜3人で昆布を手に持って走る競技、新聞紙の上に乗せた昆布をリレーで渡していくゲームなど、様々なアイデアが試されました。

表面がぬるぬる滑る触感の昆布だけに、簡単そうに見えるゲームでも意外に難度が高かったりして、それが面白いところ。昆布独特の香りに包まれながらスポーツする、というのも新鮮な感覚でした。大人から子どもまで、皆さん昆布に悪戦苦闘! その様子を眺めるだけでも思わず笑ってしまいます。

来年1月15日(土)に開催される第3回は、いよいよみんなで考えたスポーツを広くお披露目するフェーズとなります。横浜ゆるスポーツ協会考案の他種目競技も楽しめるそう。当日、三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドにお買い物に来られる方は、ぜひ「くじらの大屋根広場」を覗いてみてくださいね。

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