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横浜シーサイドフォーラム

/金沢産業団地経営者の会

横浜シーサイドフォーラム

/金沢産業団地経営者の会

横浜市金沢区の中でも海に面したエリアは観光やレジャー、ショッピング施設が充実していますが、実はモノづくりや卸売、運送業など多くの企業が集まる産業の拠点でもあります。2017年には「LINKAI横浜金沢(りんかいよこはまかなざわ)」という新たな名前も付けられました。

このエリアで企業間の連携を深め、地域を盛り上げる活動をしているのが「横浜シーサイドフォーラム」という団体です。今年度、7代目代表幹事に就任された児玉聖司さん(上の写真中央)、副代表幹事の横田 勝さん(上の写真左)、山口智之さん(上の写真右)の3人にお話を伺って来ました。

横浜シーサイドフォーラムが設立されたのは1986年。横浜市の六大事業として始まった金沢地先埋立事業(都市部からの工場移転)が完全に終了する直前のことでした。メンバーとなったのは、新たに金沢産業団地(当時の呼称)にやって来た企業の経営者や事業主たちです。

「どの会社も他の場所から移ってきたばかりだったので、企業間の交流を育み、行政、地域との橋渡し役になるという意味合いが強かったのだと思います」と設立当時の状況を慮る児玉さん。以来、30年以上にわたって活動が続けられてきました。ちなみに児玉さん自身が入会されたのは約10年前、尊敬する先輩経営者に「カレーを食べさせてあげるから」と言われて付いていったところ、見事に口説かれて入会を決めたそうです。

▲2019年にチームビルディングをテーマに開催された移動例会で、ラフティングを体験する横浜シーサイドフォーラムのメンバーたち

フォーラムでは、企業経営に関することや時事など様々なテーマで、例会などの会合が開かれます。外部から講師を招くこともあれば、メンバーに講演を頼むことも。今年5月にはLINKAI横浜金沢で診療所を開いているお医者さんが講師となり、新型コロナウィルスについて正しい知識を身に付けるためのオンライン例会が開かれました。

▲初の試みとなったオンライン例会の様子

地域住民にとっては、PIAフェスタという秋祭りを主催してきた団体としても有名です。メイドイン金沢区の物品を販売する物産展など、楽しい催し物を通してLINKAI横浜金沢の魅力を伝える活動を行ってきました。

また2019年に大型台風が発生した際には、横浜シーサイドフォーラムのメンバーが一致団結して、大きな被害を受けた地元企業をサポート。「商売人は基本的に『人の役に立ちたい』という思いが強く、そうした精神がフォーラムの根幹になっています」と横田さんは語ります。

▲2018年、PIAフェスタ前夜祭の様子

LINKAI横浜金沢の魅力を児玉さんに尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「産業集積地のすぐ横に、マリーナがある。八景島や三井アウトレットパークなどのレジャー、ショッピング施設、住宅地も近い。さらに横浜市立大や関東学院大などの大学まである。もちろん交通のアクセスもいい。これほど周辺環境に恵まれた工業団地は、全国でも他に例がありません」

地域の大学に通った若い人たちが、進んで働きたくなる場所にしていきたい……と熱く語る横浜シーサイドフォーラムの3人。これからもLINKAI横浜金沢を大いに盛り上げてくれるくれることでしょう。

■横浜シーサイドフォーラムのHP

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